特別対談 小泉純一郎氏&小林ゆたか氏
「小泉改革を継承し、発展させる」

内閣総理大臣として約5年半の間、国政の先頭に立ち、改革の実現のために突き進んだ小泉純一郎さんと、その小泉内閣誕生の波に乗って当選し、参議院議員として6年間、若手国会議員の代表の一人として活躍した小林ゆたかさん。改革への思いと、今後の決意などを、お二人に語って頂きました。
公募選出国会議員のさきがけとして
小林議員:
平成13年7月、小泉総理誕生のブームに乗って、129万票以上を頂き、初当選させて頂きました。それから今年の7月で6年になります。
小泉前総理:
小林君はかながわ自民党で初めて行った公募によって候補者となり、当選したが、その後の活躍は目覚しいものがあった。政策通の若手有望株として、自民党内でも注目されている。小林君が公募選出の国会議員として活躍されていたからこそ、郵政解散の後、公募によって多くの候補者、当選者を生み出すことができた。
小林議員:
その公募選考作業は、私も手伝わせていただきました。最終的には応募者総数が1164人にも達し、不眠不休で選考作業を行いましたが、公募選出候補の中からも多くの当選者が生まれ、現在、国会に新しい風を吹き起こしています。
第三次小泉改造内閣において経済産業大臣政務官に
小林議員:
経済産業大臣政務官に任命して頂きましたが、これまで経済産業委員会理事など経済産業分野を中心の一つとして活動していましたので、希望してきた役職でした。
その間、資源エネルギーの安定確保のために北アフリカ、中東、モンゴル、南米を歴訪させて頂き、ラオスでは「ASEAN+3エネルギー大臣会合」に二階経済産業大臣の代理で出席させて頂きました。
日本の優れた省エネ・環境技術を生かしたアジア諸国との協力関係を提言させて頂くなど、貴重な経験をさせて頂きました。
小泉前総理:
小林君から、各国訪問の報告を受け、資源エネルギー外交に力を入れるべきだという提言を頂いたこともあり、8月末には私もカザフスタン、ウズベキスタンを訪問した。
ウラン鉱山開発などエネルギー協力関係で前進したが、資源のない日本において資源エネルギー外交は極めて重要だ。
小林議員:
私たちの世代は、日本の繁栄を築いた世代からバトンを受け継ぎ、課題を子や孫に決して先送りすることなく、責任を果たすべき「責任世代」だと思っております。資源の希少な我が国がこれからも経済発展を続けるためには、資源エネルギーの安定確保は避けては通れない大きな課題です。
野口英世博士と、小泉・小林、二人との縁
小泉前総理:
小林君は福島県猪苗代町出身だったね。昨年は野口英世記念館を案内してもらった。
小林議員:
私は野口英世博士の恩師・小林栄の家系で、私の祖父が野口英世記念館の館長を長く務めたという縁もありましたので、ご一緒させて頂きました。
小泉前総理:
昨年、ガーナを訪問したが、野口英世博士の記念研究室が今でも残っており、ガーナでも野口博士は尊敬され、有名で、非常に心を打たれた。
小林議員:
そして、野口英世アフリカ賞を創設すると決められました。
小泉前総理:
アフリカの医学や医療に貢献している人、アフリカ人には限らず、そういう功績のある人に対して野口博士の名前を冠した賞を創りたいと、ガーナのクフォー大統領との会談の中でお話をして賛同を得ました。
この野口英世賞は、ノーベル賞に匹敵するような賞にしていきたいと思っている。
小泉改革を受け継ぎ、発展させる
小泉前総理:
小林君の今後に賭ける決意を聞かせてほしい。
小林議員:
小泉総理誕生の熱気の中で初当選させて頂いた私に課せられた使命は、小泉改革を全力で推進することだと認識し、これまで活動してきました。現在、安倍内閣に変わりましたが、小泉改革の精神をしっかりと受け継ぎ、発展させていかなければなりません。課題を先送りせず、祖先にも誇れる確かな日本を次の世代に引き継ぐためにも、決して歩みを止めることなく、これからも全力で取り組みます。