[2000年12月1日 読売新聞]
参院選候補 自民県連、小林氏擁立へ 松下政経塾出身 「若い層へアピール」
自民党県連は30日、横浜市内で参院選候補者選考委員会の第3回会合を開き、来夏の参院選神奈川選挙区の候補者として、IT関連ベンチャー企業社長で首相官邸外交スタッフを務める松下政経塾出身の小林温氏(36)の擁立を決めた。県連総務会で了承後、正式決定する。自民党が候補者を決めたことで、自由党を除く県内主要政党の候補者が出そろった。自由党県連も今月中には候補者を決め、党本部に公認申請する見込みで、年末からは、来年7月の選挙に向けて実質的な選挙戦が始まる。
自民党県連では、石渡元参院議員の今期限りの引退を了承した10月7日、国会議員や県連役員など28人で組織する選考案を設置。事実上の公募も含めて候補者を募ったうえで選考作業を進め、10月17日の第2回会合で、小林氏と、県連政治大学卒業生の大手電機メーカー社員(46)、前参院議員(72)の3人に絞り込み、選考委の中に世話人会(7人)を組織して、候補を絞り込んだ。
この日の選考委に先立って開かれた世話人会では、候補者候補の面談を行うなどして検討した結果、3人の中で最も若く、政治的経験もあるうえ、選挙戦を戦う下地もある程度できているなどを理由に、小林氏を候補者とすることを決め、引き続き開かれた選考委に提示し、全会一致で了承された。
小林氏は福島県出身で横浜市旭区在住。1989年に早大政経学部を卒業し、松下政経塾10期生。アメリカ・ジョンズホプキンス大客員研究員、外資系法律事務所勤務などを経て、現在はIT関連ベンチャー企業社長。今年4月からは森首相の外交スタッフも務め、沖縄サミットやアジア・ヨーロッパ会議などにも随行した。
候補者決定後に会見した県連会長の河野外相は「小林さんは若さがある。若い層へのアピール、新しい年代の開拓に期待したい」と話した。