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[2007年6月21日 東京新聞]

かながわ’07 参院選

日程変更に県内の対応は

 通常国会の会期延長の方針が20日決まり、参院選の日程は当初予定より1週間ずれ込み、「7月12日公示、29日投票」となることが固まった。日程変更は選挙結果に有利に働くのか−。神奈川選挙区で立候補を予定する各陣営の思惑はさまざま。一方、投開票事務を担当する市町村の選挙管理委員会は、投開票所の変更を急きょ迫られるなど、対応に追われた。

■陣営
 「二十九日は、サラリーマンが夏休みを取り始める時期。われわれにはメリットはない」と話すのは、民主新人の牧山弘恵氏の選対幹部。支持を期待する無党派層の投票率の低下が予想されるためだ。

 選対は延長に備え、街頭で配る政党ビラ約十万部の増刷を検討。選挙スタッフや街宣車の配置の見直しも始める。応援弁士の日程もずれる可能性もあり、「ただでさえ国会議員の取り合いなのに、影響は大きい」と頭を悩ます。

 同じく民主新人の水戸将史氏の陣営幹部は「うちは二月に出馬表明したばかり。知名度アップに、時間はいくらあっても足りないくらい」と歓迎した。また、社民新人の和田茂氏もこの日の事務所開きで、「(当初の公示予定日の)五日に合わせてスタッフに休みを取ってもらっているので厳しいが、視点を変えれば、時の利かもしれない」とあいさつした。

 一方、年金記録不備問題などで逆風の与党。自民現職の小林温氏の選対幹部は「予想以上に風当たりは強いが、今以上に悪くなることはない。有権者にしっかりと説明して、信頼を回復するしかない」と気を引き締めた。公明現職の松あきら氏の陣営は「年金についてしっかり説明できる時間ができ、有利になるのでは」と予想した。

 各陣営が共通して心配するのは、選挙スタッフの体力と気力の面。ある陣営のスタッフは「今年に入ってから、四月の統一地方選を挟み、ほとんど休みがない。フルマラソンを走った後に、『あと七キロ走れ』と言われてもつらい」とこぼした。

■市町村選管
 川崎市では、川崎区の開票所に予定していた市体育館を変更する事態となった。二十九日に、市体育館で「全日本卓球選手権」の予選が行われるためで、同市選管は「一年も前から予約が入っていた大会なので、ずらすことはできない」と判断した。会場は、近くの市立富士見中学校の体育館に変更される予定。

 相模原市や綾瀬市でも開票所に予定していた体育館で、中学校のスポーツ大会が開かれるため、大会主催者に時間の調整を依頼。大会を午後四時ごろまでに切り上げてもらい、その後、開票所の設営を急ピッチで進めるという。綾瀬市選管の担当者は「万が一のために、近くの中学校の体育館も押さえているが、いずれにせよ準備はギリギリになる」と困惑している。

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