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[2001年6月5日 産経新聞]

参院選「夏」小泉“純”風を受けて

小泉純一郎首相に向かって「内閣支持率9割」の“純”風が吹いている。7月12日にも公示される見通しの参議院議員選挙で各党は、この予期せぬ事態に選挙戦術の大転換を迫られている。その様子を見た。

小泉首相のおひざ元で戦う自民・小林温(37)はこの1ヶ月、すさまじいほどの状況変化に我ながら驚く。「神奈川は小泉首相の足元。小泉改革の申し子として改革の旗を揚げ、抵抗勢力に直面する首相にエネルギーを送る。それが私の務めだ」5月28日の決起大会で、首相との距離の近さを強調して大きな拍手を浴びた。

1年前の衆院選。自民党は比例代表の県内の得票が87万票と、民主の111万票に大きく水を開けられ、森内閣の支持率は下がり続けた。「下手すれば参院の神奈川選挙区はゼロになるかもしれない」という悲鳴も聞こえる中での候補者選び。小林は「逆風下で戦える候補」として初の公募で選ばれた。

県連は「松下政経塾出身」「ITベンチャー企業家」「30代」をさかんに強調したが「ビラを受け取ってもらえない日が続いた」と小林は振り返る。それが「4月末の小泉首相誕生で一変した」。県連は60万−70万票に置いた得票目標を、わずか2週間あまり後の5月14日、一気に百万票へ修正。そして県連幹部は「首相人気を投票にどう結びつけるかだ。地道に県民にアピールするしかない」と言い切る。

今月4日朝、県市議や後援会幹部ら約500人が地元駅街頭に繰り出し「一斉早朝キャンペーン」を展開した。「森内閣だったら無理だった。だが、上滑りムード引き締めの狙いもある」と、ある県議は言う。小林はこれまでの支持組織回りに加え゛辻立ち゛で無党派層への食い込みも図る。

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