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[2007年6月17日 毎日新聞]

立候補予定者が公開討論会 6氏が論戦展開

◇空席目立つ会場

 参院選神奈川選挙区の立候補予定者による公開討論会(日本青年会議所神奈川ブロック協議会主催)が16日、海老名市文化会館で開かれた。主要5政党の6人が年金や教育問題などで論戦を展開したが、会場は定員1100人のうち聴衆250人と空席が目立ち、関心が高まっていないことをうかがわせた。


 出席者は自民現職の小林温氏(43)、民主新人の牧山弘恵氏(42)と水戸将史氏(44)、公明現職の松あきら氏(59)、共産元職の畑野君枝氏(50)、社民新人の和田茂氏(52)。

 年金問題では、小林氏、松氏が民主の主張する「年金一元化」の財源論を追及。水戸氏も「(与党は)消費税を上げて今後の財源を捻出(ねんしゅつ)するのか」と反撃した。教育問題で畑野氏や和田氏は、与党や民主が主張する「愛国心」に「押しつけではないか」などと反発し、主張の差違が浮き彫りになる場面もあった。

 ただ米軍再編問題は、厚木基地で先月、ジェット機による夜間発着訓練(NLP)が実施されたばかりとあって、いずれも負担軽減の早期実現などを訴えた。

 討論会前の「国政フォーラム」では5政党を代表する国会議員が参院選の争点に言及。自民が「『美しい国』というビジョンに賛成かを問う」、公明は「安定した政治を継続できるかが問われている」と主張。野党側は「年金、談合、税制」(民主)などといずれも年金問題に触れ、共産、社民は改憲反対も挙げた。

◆年金問題での主な主張

◇「管理運営が問題」/「被害者救済急げ」

◇「抜本的に変えないと」/「廃止すべきではない」

 年金問題を巡る各立候補予定者の主な主張は以下の通り。

 小林氏(自民) 国民の不安は政権与党として責任があり、おわびしなければならない。年金は低負担高福祉の素晴らしいもの。制度を維持運営できる政党、候補者を判断いただきたい。

 松氏(公明) 制度よりも、管理運営の方が問題だ。政争の具にしないで、与野党一体で取り組まないといけない。来年度から、納付額などを定期的に知らせる制度を作る。

 牧山氏(民主) 政府は不明記録の解明と被害者の救済を一刻も早く進めるべきだ。社保庁を日本年金機構にすると言うが、看板のかけ替えだけで、本質的改革にならない。

 水戸氏(民主) 少子高齢化で人口構成のバランスが崩れ、従来の年金システムは限界に来ている。基礎年金は消費税を含む税金で固め、制度を抜本的に変える必要がある。

 畑野氏(共産) 社保庁への相談も大混乱が起きている。国が受給者、加入者全員に年金記録を届けるべきで、社保庁解体は責任逃れ。無駄遣いや天下りを含め、きちんとした改革が必要だ。

 和田氏(社民) おわびだけでは済まされない。臭いものにふたをするように社保庁を廃止すべきではない。まず何が問題なのか、制度か運営かを追及し、処方せんを考えるべきだ。

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