[2005年7月20日 神奈川新聞]
韓国NSC高官と会談 自民小林氏
連携の重要性を確認
今月末に再開予定の六カ国協議を前に、自民党の小林温氏(参院神奈川選挙区)は十七、十八日、日韓議員連盟の森喜朗会長の代理役として韓国大統領府を訪れ、国家安全保障会議(NSC)の高官と会談。関係国の思惑が交錯する中、日韓両国の連携の重要性をあらためて確認し合った。
会談したのは盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に近い李鍾ソク(イ・ジョンソク)NSC事務次長。党内で「韓国通」として知られる小林氏は日韓首脳会談(六月二十日)前の六月初旬にも同事務次長と会談。靖国問題などで会談開催が危ぶまれる中、「首脳会談では第三の追悼施設検討に触れてほしい」と書かれた大統領の親書を預かり、首相官邸に届けた経緯もある。
核放棄した場合には北に電力供給する−という先に発表した韓国提案について、李事務次長は「韓国独自で供給するが、三年間はかかる計画。日本にはそれまでの間、ストップしている重油供給の再開を検討してほしい」と説明。小林氏は、「拉致問題が協議で扱われなければ、日本の世論の反発を招くのではないか」と感想を伝えたという。
帰国した小林氏は、六カ国協議について「韓国が日本に期待する部分はあるわけで、その中で拉致をどう絡めていけるかだ。政府外交で行き詰まった部分を議員外交で補完できれば」と説明。一方で「北が譲歩するか、高圧的に出るかは予断を許さない」と警戒感を強めている。