[2007年7月2日 神奈川新聞]
‘07かながわ参院選 わたしのキーワード<1>
小林温氏(自民) 年金、時間割き説明
12日の参院選挙公示まで後10日。神奈川選挙区(改選数3)でも立候補予定者たちは精力的に走り回り、支持を広げようと懸命だ。主な候補予定者の街頭演説での「キーワード」を探るとともに、各陣営の参謀に戦略などを聞いた。
街頭演説で目立つのが「責任」の2文字だ。
6月29日の横須賀・追浜駅前では、年金記録の不備問題について「長い間政権を担当してきた自民党に責任があるのは間違いない。真摯におわびしなければならない」。この問題が浮上してからは、謝罪と解決策の説明にかなりの時間を割かざるを得なくなった。
今国会で実現した60年ぶりの教育基本法改正では、「日本の宝である子供たちに素晴らしい日本を引き継いでいく責任がある」と強調。国民投票法についても「新しい時代に合った憲法を、ぜひ自民党の手でこしらえたい」と訴え、「責任政党」の自負をのぞかせる。
さらに、43歳という年齢を「責任世代」と表現。社会では最前線で仕事の現場にいて、家庭でも子育てに追われる世代の共感を得ようという作戦だ。
北朝鮮の拉致問題解決に向けた活動や、エネルギー資源確保のための精力的な発展途上国訪問など、1期目6年間の実績はセールスポイント。厳しい中でも、他党の批判はあまりしない。
参謀に聞く
・竹内英明選対事務局長
―小林氏はどんな人?
「彼とは早稲田大の同窓生。森内閣が低迷し誰も手を挙げなかった6年前、公募で候補者になった。人なつこく、横須賀で大学の同窓会に呼んだとき、大雪にもかかわらず来てくれた。先輩たちも驚き、その後も応援している。党県連でもあまり偉ぶらず、若いスタッフと議論しながら進めている」
―今後、重点的に訴えたいポイントは。
「中小企業の活性化に欠かせない人物だと訴えたい。IT(情報技術)ベンチャー企業の元経営者で、現場のことはよく知っている。年金問題については自民党の責任を認め、改善策を示す。批判は真摯に受け止め、一生懸命やる。変革しようとすれば必ず膿が出てくる。その修繕をしっかりやるためにも、ぜひ自民党に引き続き政権を任せてほしい」
―今後の課題は。
「統一地方選の敗戦処理で立ち上がりが遅れたことは否めない。知事選でねじれた各種団体との関係修復も必要だ。自民党は地域でのつながりが深い。基本は地域の支援団体や個人を固めること。それがきちんとできれば、負けるはずがない」