[2007年6月28日 神奈川新聞]
高まる各党ムード
横須賀 支援訴え舌戦展開
天下分け目の決戦といわれる夏の参院選。七月十二日の公示まであと二週間余りとなる中、横須賀市内では二十六日夜、自民、民主両党の政治集会が開かれるなど各党の選挙ムードが高まってきた。
横須賀市本町一丁目のよこすか平安閣で開かれた自民党の衆院神奈川11区支部大会には、地元選出で支部長の小泉純一郎前首相が出席し、現職で神奈川選挙区(改選数三)に出馬予定の小林温さん(43)を励ました。
約四百人の聴衆を前に小林さんが「小泉チルドレンの一人として改革を続けさせてください」とあいさつ。応援弁士に立った小泉前首相は、福島県出身の小林さんが二〇〇一年の参院選では党の公募で立候補したときは思い起こし、「神奈川とゆかりがないという逆風の中で当選した運のいい男。今度も皆さんの力で当選させて」と呼び掛けた。
一方、横須賀芸術劇場ヨコスカ・ベイサイド・ポケットでは民主党比例区から立候補予定の斉藤勁さん(61)を応援しようと、政治評論家森田実さんの時局講演会が開かれた。約百六十人が集まった。
斉藤さんは、今国会の会期延長の理由となった与党の公務員制度改革法案を批判。参院選で、有権者に政権選択を求める姿勢を鮮明に。ともに新人で同選挙区から出馬する予定の牧山弘恵さん(42)と水戸将史さん(44)への支持も合わせて訴えた。
森田さんは、講演の中で都市と地方の格差が拡大している問題を指摘し、それを招いた自公政権を批判した。
市内では、同選挙区から公明党現職で出馬予定の松あきらさん(59)らへの支持を呼び掛けようと、同党の地元市議らが連日のように朝夕、駅頭などに繰り出している。応援市議は「今回は逆風の中での選挙。情勢は厳しい」と必死。
共産党は同選挙区から元職の畑野君枝さん(50)が出馬予定。横須賀市内でも地元市議団が党勢拡大を狙って街宣活動に力を入れている。「高齢の有権者らを中心に増税への怒りが伝わってくる」と、手応えを口にする。
社民党は同選挙区から新人の和田茂さん(52)が公認候補として出馬予定。党県連合の幹部は「来夏の原子力空母配備を控え、党として平和、反戦を訴えるためにも横須賀は重点地区」とし、今後、遊説に力を入れていく。