[2007年6月23日 神奈川新聞]
臨戦ムード高揚
各陣営 日程調整に困惑も「訴える時間増えた」
国会の会期延長に伴う参院選の七月二十九日投開票が二十二日、正式に決まった。当初予定より一週間先延ばしされ、神奈川選挙区の立候補予定者の各陣営は態勢の練り直しに追われている。一方で「有権者に訴える時間が増える」と前向きにとらえる陣営が目立つ。もやもやしていた空気も吹き飛び、七月十二日の公示日に向け臨戦ムードが高まっている。
各陣営とも頭を悩ましているのがスケジュール調整。公示後のスケジュールを基本的にそのままスライドさせる陣営が多く、七月五日から十一日までの間の一週間分が「空白」になってしまったことになる。
自民党現職・小林温氏の陣営は五日、出陣式を予定していた横浜市中区の会場で別のイベントを行う計画。しかし、内容は決まっていない。民主党新人・牧山弘恵氏の陣営は「事務所経費や人のやりくりなどの問題で頭が痛い」と困惑。
公示までの期間が延びたこと自体は歓迎する陣営が多い。公明党現職・松あきら氏の陣営は「政策を訴える時間を多くいただけるとプラスに考えたい。本当に気を引き締めて頑張っていきたい」と力を込める。小林氏の陣営も「ようやく本決まりになった。いろいろ課題はあるが、手応えはよくなっている」と気合が入る。
共産党元職・畑野君枝氏の陣営は「一週間の延長は自公政権への批判を強め、支持拡大する時間が増えたと考えたい」と前向き。県内全域での遊説を当初の二周から三周に増やす予定という。
出馬表明が今月十三日と遅かった国民新党・斉藤幸子氏や、民主党・水戸将史氏、社民党・和田茂氏の新人三陣営も会期延長で与党への攻撃材料が増え、政策と名前を訴える時間的余裕ができたことを歓迎している。
これに対し、牧山氏の陣営は「すべての照準を五日公示に合わせていた。一週間延びたことで気が緩まないようにしたい」と警戒する。