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[2007年6月19日 神奈川新聞]

‘07選択かながわ参院選 「7.22」繰り延べ困惑

会期延長現実味 「既に予定」/「経費かさむ」

 国会の会期延長による参院選の投開票日繰り延べが現実味を帯びるなか、神奈川選挙区の立候補予定者の陣営に困惑が広がっている。与党の陣営でも「年金問題への反発が弱まる」と期待する声もあるが、「既にさまざまな予定が7月22日の投開票に向けて動きだしている」と変更を望まない意見が多い。政党側は“風”の行方とともに、「選挙費用がかさむ」と心配している。

山積する重要法案の成立を目指し、政府与党は今週半ばをめどに延長と具体的な期間を判断する方針。5日間の延長なら参院選の投開票日は7月22日と予定通りだが、12日間までの延長となった場合は、29日に先延ばしになる。

●「あと5キロ」
 「もうすぐ42.195キロを走り終わると思ったら、『あと5キロ走れ』といわれるようなもの。政権与党なのでやむを得ないが・・・」。自民党現職・小林温氏の陣営は、投開票日の繰り延べを、ゴールが遠ざかったマラソンランナーの心境に例えた。
 公明党現職・松あきら氏は「国会の延長も困る。地元に戻る時間が減り、自らの声で政策を伝える時間が減ってしまう」と不安そう。陣営幹部は、「いずれにしても逆風には変わりないだろう。何より早く日程を決めてもらいたい」と話す。
 民主党新人・牧山弘恵氏の陣営も「応援してくれる議員がばててしまう」と運動への影響を懸念する。

●諸経費も心配
 既に前哨戦も加熱し、選挙にかかる費用もかさむ。元職の畑野君枝氏を擁立予定の共産党県委員会は「もし1週間先延ばしになると、経費も2割ぐらい増えるのではないか」と心配する。
 民主党新人・水戸将史氏の陣営幹部も「ただでさえ選挙資金が潤沢でないのに、これでは兵糧攻めに遭いかねない」。社民党新人・和田茂氏の事務所は公示日に会社員のボランティアにポスター張りをお願いする予定だった。
 「ボランティアは1ヶ月前に会社に休暇願いを出しており、ずれると対応できない。」と和田氏は頭を悩ます。

●効果の行方
 一方で、繰り延べ効果への評価は与野党で真っ二つ。小林陣営の幹部は「年金記録不備問題への対応説明がしっかりできて、“逆風”が弱まるのでは」とみる。牧山氏の陣営幹部は「知名度不足を解消できる。年金問題の批判をかわすための延長なら、『党利党略のため』と批判することができる」と強気だ。

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