[2006年2月18日 神奈川新聞]
「苦い経験」生きた
名刺の英語表記で“改革”
経済産業省政務官の小林温参院議員(神奈川選挙区)や片山さつき衆院議員(元横浜税関長)ら複数の政務官が今年から、名刺裏の英語名に大臣(ミニスター)の呼称を含む「バイス・ミニスター(Vice Minister)」を使い始め、霞が関でちょっとした話題になっている。小林氏の海外出張での「苦い経験」がそのきっかけになったという。
大臣を示す「ミニスター(Minister)」の単語は、これまで大臣、副大臣、官僚トップの事務次官のみ使用。政務官は「パーラメンタリー・セクレタリー(Parliamentary Secretary)」と決められている。
きっかけは、小林氏が政務官になりたての昨年十一月、日本アフリカ連合議員連盟のメンバーとして訪れたアフリカでの経験。議員四人が通された部屋には三人分のイスしかなく、政務官の肩書の同氏は「議会事務局員」「秘書」と誤解され、随行者用のイスに案内された。帰国後、すぐに二階俊博経産相と事務局に相談したという。
小林氏は「経産省は海外からのお客さんも多いから、『政務官』の説明に苦労していた。今の名刺になって全然、反応は変わった」と“その効用”に満足そうだ。