[2005年6月8日 神奈川新聞 かながわ国会情報]
「安倍改革」の一翼担う
シンクタンク設立へ準備
官僚に頼らない政策立案力の強化を目指し、自民党改革実行本部(本部長・安倍晋三幹事長代理)が今秋のシンクタンク設立に向け、準備を進めている。安倍氏が旗を振る党改革の目玉の一つとされるが、若手の小林温(参院神奈川選挙区)が同創設部会事務局長として実務面を担当し、「安倍改革」の一翼を担っている。
シンクタンク創設は十一月の自民立党五十年に合わせた事業。四月の衆院統一補選で公募候補が当選し、党内に「安倍改革路線」への追い風が吹く中、小林氏らの準備作業が進められている。
小林氏は昨年から米国の二十カ所近いシンクタンクを視察。今春には、この分野の権威として知られる元大阪大教授の鈴木崇弘氏を、同じくシンクタンク創設準備中の民主党との綱引きの末、準備室長に招くことに成功した。「小林氏と旧知の間柄だった」(党関係者)ことも決め手の一つになったらしい。
準備室は六月中に組織編成や運営方法など設立案の骨格を固める予定。小林氏は「米国ではシンクタンクのスタッフが政権交代したら政府内に入る。こうした動きが政策決定のダイナミズムをつくっている」と説明。「霞が関だけに頼った政策立案ではスピード感がない。国家ビジョンをまとめる上で科学的論拠を示せるような組織を目指したい」としている。