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[2001年4月25日 神奈川新聞]

「参院選対決図ほぼ固まる」与野党小泉人気で仕切り直し

7月29日投票が想定される第19回参議院選挙は、公示日となる同月12日まで2ヵ月を切った。改選3議席の座が争われる参院神奈川選挙区に立候補しているのは、11日現在で計9人。各党はそれぞれ候補予定者を1人に絞り、必勝を期している。こうした中、小泉内閣の誕生と高い支持率が波紋を広げ、与野党とも選挙対策の再構築を迫られている。改革の旗印を掲げる小泉内閣をめぐり、小泉人気を取り込みたい与党と、対決軸を見出したい野党。それぞれ、いかに有効な戦略を打ち出せるかが、勝負の行方を左右しそうだ。

自民の小林温氏は、37歳と若い上、同党県連の公募を通して擁立されるなど異色の経歴。新鮮味がある半面、知名度の向上が課題。保守組織固めを進めながら、小泉内閣の人気を自身に引き寄せたい考え。

民主の斎藤勁氏は、参院現職。連合神奈川からの推薦をもとに組合票の取りまとめを図る。小泉人気の余波で、無党派層の票が自民に傾くことに危機感を募らせる。政権への対決姿勢を強め、差別化を演出する。

公明の松あきら氏も、参院現職の強みに宝塚出身の経歴を重ね、知名度を伸ばす。確実に得られる公明支持層の票は土台となる。これに、旧民社系労組など他組織からの支援を得て、票の上乗せを狙っている。

共産の宗田裕之氏は、42歳の若さと、IT関連の現場経験をもとにした労働環境の改善を全面に訴え、新たな票の掘り起こしを狙う。加えて、議席を獲得した98年時の勢い再来に力を傾けている。

社民の上田恵子氏は、同党の原陽子代議士の秘書を務める。前候補予定者のトラブルを受け急きょ出馬したため、知名度向上が急務。一方、県内候補予定者中、最も若い点や女性の視点を訴え、浮上をうかがう。

自由の太田正孝氏も、前候補予定者の後任のため、活動が出遅れた。現在、横浜市議のため、地元磯子区での知名度は抜群。参院選に合わせ、近く辞職の予定。小沢党首の人気を糧に、保守票の取り込みを狙う。

女性党の蔵田恵利子氏は、党副代表を務める。国政選挙は初めて。後援会のある大和市を地盤に、持論の「女性の感覚」を訴える。

新社会党の坂内義子氏は、98年に引き続き、選挙区からの出馬。キリスト者政治連盟から推薦を受け、前回の雪辱に燃える。

維新政党・新風の三輪武司氏は、党県本部代表。昨年3月まで民間の鉄鋼会社に勤めていたため、選挙は初めての経験となる。

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