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[2007年7月1日 朝日新聞]

街でも与野党攻防戦

はや選挙戦へ本腰 対決強め互いに批判

 「限られた時間のなかで重要法案を成立させた」と与党が成果を訴えれば、野党は「数のごり押しによる乱暴な国会運営だ」と批判−。政府・与党が成立をめざした最重要法案は通常国会ですべて成立し、与野党の攻防の舞台は7月12日公示の参院選に移った。終盤の国会論戦を引きずる形で、与野党とも対決色を強めている。

 「今日は午前3時まで国会に缶詰めだった。野党は演説だけして、自分の言いたいことだけ言って議場を出て行った。責任放棄だ」
 自民党参院議員で、参院選で再選をめざす小林温氏(43)は30日午後4時前、横浜駅西口で街頭演説し、野党の対応を批判した。午後5時からは近くのホテルに佐藤ゆかり衆院議員やプロレスラーの神取忍参院議員らを招き、若者らに投票を呼びかけるイベントを開いた。
 小林氏は取材に対し「国会も終わり、本格的な選挙戦が始まった。安倍内閣は限られた時間のなかで社会保険庁と公務員制度の改革法を成立させ、結果を出した」。
 公明党参院議員で、参院選で3選をめざす松あきら氏(59)は、これまで国会の日程に追われ、思うように街頭演説や企業・団体回りのスケジュールを立てられなかったという。「とにかく早く街に出たかった。一気に走り抜けるだけです」と松氏。夕方には、川崎市麻生区の小田急新百合ヶ丘駅前で街頭演説に立ち、民主党の政策を批判した。
 一方、野党側はこの日、政府・与党の終盤の国会運営を中心に批判を強めた。
 「昨夜から今日未明にかけて、たたみ込むように重要法案がばたばたと採決されていった。多くの欠点や不備があるにもかかわらず、耳をかさず、我が世の春と言わんばかりに数の力で通してしまうやり方に、日本の政治の行く末が思いやられる」
 民主党が擁立する元県議の水戸将史氏(44)は横浜市港北区の綱島駅近くの商店街で、有権者らに訴えた。ほかに五つの商店街を訪れ、歩きながら5分程度の演説を繰り返した。陣営は「いよいよ参院選突入で1分1秒が惜しい。できる限り街で訴え続ける」。
 民主党が擁立する米国弁護士の牧山弘恵氏(42)は横浜市中区の元町商店街を歩き、買い物客らに握手して回った。「与党はなんでも強行に数の力で押し切っている。このやり方を国民がどう考えるのか、が問われる選挙になる」と牧山氏。
 共産党が擁立する元参院議員の畑野君枝氏(50)はJR川崎駅近くで、社民党が擁立する党県連副代表の和田茂氏(52)は京急金沢文庫駅前で街頭演説し、年金問題などで政府・与党を批判した。国民新党が擁立するメーキャップ講師の斉藤さちこ氏(39)はこの日、党支援の企業や個人を回って支持を訴えた。

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