[2003年10月25日 朝日新聞]
自民「若返り」 県内でも
28日公示の総選挙で、自民党は県内の小選挙区に40歳以下の候補を8人擁立する。公認する計17人の平均年齢は48歳強で、00年の前回総選挙より3歳弱若返った。全国的には若手政治家の多さで「フレッシュさ」を売りにしているライバル民主党を4歳強下回り、特に横浜市内で若さが目立つ。安倍晋三幹事長(49)の起用などで「世代交代」を印象づけたい小泉首相に呼応し、無党派層にアピールできるか−−。
8区で自民党から立候補する新顔の吉田隆嘉氏は22日午後、横浜市青葉区の青葉台駅前で「39歳の吉田」を繰り返した。「安倍幹事長のもとで地域のため、国のために頑張ろうと決意しました」。安倍幹事長本人も「優秀で熱意がありハートをもった青年に、いま我が党は門戸を開いている」と演説した。
同じ日の夜、横浜市栄区の公会堂。
若者に人気がある歌手の最新ヒット曲の替え歌が流れた。歌の一節で、4区で自民党から立候補する林潤氏(31)の名前が繰り返される。「林潤、潤、潤」。音楽と手拍子に乗って、本人が登場した。
替え歌の作詞はプロのシンガー・ソングライターに頼んだといい、街頭演説でも流す。陣営は「名前を浸透させるための曲。若い世代の関心を引ければ」。
ほかに9区34歳、18区35歳、3区、5区、14区が38歳、15区40歳。17日の自民党県連の拡大選対会議で、選対本部長代行の小林温参院議員は「わが陣営の目玉は世代交代。選挙戦で訴えてほしい」と強調した。
特に横浜市内の選挙区(4区も含む)で比べると、自民7人の平均は45歳で民主党を17歳弱も下回る。自民党側には前回総選挙で無党派層の支持を集められず、とくに都市部で民主党を躍進させたことへの反省もある。
ただ、他党からは「『自民』のイメージは、若さだけでは変わらない」(民主党関係者)との声もある。ちなみに24日現在、民主党から立候補する18人の平均年齢は53歳弱、共産党の18人は50歳強、社民党の6人は48歳弱となっている。