『グローバル・トップを目指して』
(共著:参議院議員 小林温、財団法人ベンチャーエンタープライズセンター理事長 濱田隆道、
NTTデータ経営研究所アソシエイトパートナー 武藤健)
『グローバル・トップを目指して』
(共著:参議院議員 小林温、財団法人ベンチャーエンタープライズセンター理事長 濱田隆道、NTTデータ経営研究所アソシエイトパートナー 武藤健)
2007年6月30日初版発行
平成13年に参議院議員に当選するまで、私は中小企業向けのインターネット関連事業を行うベンチャー企業の経営者だった。唯一ベンチャーの起業とエグジットを経験した国会議員として、永田町と霞ヶ関の政策立案に関わってみて、ベンチャー支援政策充実の必要性を強く感じてきた。
平成17年、第三次小泉純一郎改造内閣において、経済産業大臣政務官を拝命したが、その際、齋藤圭介産業再生課長から、今回、一緒に執筆させて頂いた財団法人ベンチャーエンタープライズセンター(VEC)のM田隆道理事長をご紹介いただき、ベンチャー政策の必要性について意気投合し、今後行うべきベンチャー政策の研究のために、現場の声を聞こうということになった。
多忙な公務の合間を縫って、内幸町の会議室で5回に及んだ勉強会では、起業家自身ではなくむしろ、ベンチャー企業の周辺にいてベンチャー企業に必要なもの、不足しているものを熟知している方々にスポットを当て、投資家、コンサルタント、ファンド関係者、弁護士、公認会計士、大学関係者、ファンド関係者などからのヒアリングを行った。このヒアリングを通じて、様々な角度からベンチャー政策に関する認識を深めることができ、会を重ねるごとに課題、問題点も浮き彫りになった。この成果を公表し、我が国のベンチャー政策に一石を投じようと考え、NTTデータ経営研究所の武藤健アソシエイトパートナーの協力も得て、この本の出版が決定された。
「三人寄れば文殊の知恵」と言われるが、この本は、ベンチャー支援機関、シンクタンク、国会議員という立場の異なる三者が知識を出し合い、我々なりの考えをまとめ、執筆を行った。日本において近年生まれたベンチャー企業が、なぜ売上高や利益でトップ企業に名を連ねてこないのかと常々考えてきたが、この本が、世界のトップを狙えるようなベンチャー企業が続々と生まれるための一助となれば幸いである。