神奈川県の農林水産業と観光業の持続的な発展を
相模原市民若葉まつりに参加し、各テントを訪問、農協の方々と農作物の豊作を祝う。普段は桜祭りだが、4年に一度の統一地方選の年は5月に若葉祭りとして行われる。
神奈川県は、日本経済をリードしてきた活力ある産業・工業・情報発信地域であるだけでなく、山・海・川など豊かな自然にも恵まれた地域です。大都市の近くにありながら恵まれた自然環境を活かし、神奈川県では野菜や果樹などの近郊農業や水産業も盛んに行われています。また、その自然環境が観光資源としても魅力あるものとなっております。
都市近郊農業は、新鮮で安全な農産物を大都市に供給するだけでなく、農業体験や防災等の面での役割を担い、更には最も身近な「農」として、農業への理解を深めることにも役立ちます。このような都市近郊農業が持続的に発展するよう、関係団体等からの要望をしっかりと受け止め、生産緑地法、相続税納税猶予制度などの都市農業関連法制・税制の改善など都市農業振興のための政策実現に尽力しています。
また、BSEの発生や偽装表示事件などにより消費者の食品に対する信頼が揺いだ際には、食品の安全・安心に対する消費者の関心が急速に高まるとともに、生産・製造・流通の各分野で食品の安全性確保対策の一層の充実・強化が求められました。このような中、消費者に食品の履歴に関する情報を積極的に提供するとともに消費者が安心して食品を購入できるようにするトレーサビリティシステムを早急に構築するため、「食の安全・安心のための政策大綱」を作成し、食品へのトレーサビリティ導入を重要課題とするとともに、システムの開発や普及事業、取り組みへの支援等を行うことを実現しました。
三崎魚市場を視察。近海もの、マグロのセクションから、丁度荷揚げ中のマグロ船にも乗り込む。
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◎神奈川県の魅力向上作戦 農林水産業・観光業
- ・ 都市近郊農業の事業承継の円滑化
- −農地相続税納税猶予制度の改善
- ・ 農林水産業の方向性を定めた基本計画の着実な実施
- −生産性の向上
- −食育・地産地消
- −食品産業等との連携
- −後継者の育成
- −希少・高付加価値化への支援
- ・ 国際競争力のある漁業経営者の育成
- −漁業金融の円滑化
- −漁船検査の規制緩和等の推進
- −水産資源の持続的利用の確保
- ・ 観光業の振興
JA神奈川要請集会に出席しご挨拶。WTOへの対応、都市農業政策のあり方などについて発言した。
都市的地域における農地面積は、全国の農地面積の23%ですが、農業産出額では全国の29%を占めています。特に、野菜では38%、果実34%、花卉39%と高いシェアを有しており、都市近郊農業は近隣の大都市住民の大量消費に応え、新鮮で安全な農作物を安定的に供給するという大切な役割を担っています。ですが、このように重要な都市近郊農業も、地価の値上がりにより次世代に農業を受け継ぐことが難しくなっているのが現状です。例えば、相続が行われても農地が細分化されずに守られるよう、農地の相続税納税猶予制度もありますが、都市近郊農業の場合は生産緑地の指定を受けた農地のみ、さらに終生の営農が義務などの厳しい条件が付けられており、使い勝手が悪く、その結果、農地の減少を招いてしまっています。都市住民の食の安全・安心にとって非常に大切な都市近郊農業を守り、発展させるために、都市近郊農業が円滑に事業を承継できる制度を設計していきたいと思っています。
また、近年、「食料・農業・農村基本計画」、「水産基本計画」、「森林・林業基本計画」、「21世紀新農政2007」など、今後の農林水産業の方向性を決める政策を打ち出しました。生産性の向上、食育や地産地消、食品産業等との連携、後継者の育成、希少・高付加価値化への支援などを推進し、我が国の農林水産業の潜在力を引き出し、更に活性化させることを目指します。
水産業では、燃料の高騰等に対応した漁業金融の円滑化、漁船検査の規制緩和等の推進、水産資源の持続的利用の確保等を図りつつ、水産業・漁村を再生し、国際競争力のある漁業経営者の育成に努めます。
また一層の観光の振興に力を注いで参ります。観光業の発展は地域の自然、歴史、文化等を活かし、地域の再生・活性化に大きく寄与するのみならず、国際的にも観光交流の促進は国際相互理解の増進、ひいては国際平和に貢献します。地域による魅力ある観光地作りのための意欲ある取り組みに対し、国としてもしっかりと支援をして参ります。