未来志向の日韓関係の構築へ
2005年10月、安倍現総理とともに訪韓し、次期大統領最有力候補である李明博ソウル市長(当時)らと会談する。韓国の政・官・財・学・メディアに対し、安倍氏の人となりを正確に伝えることに繋がった。
良好な日韓関係を構築すべく努力しました。ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題大学院(SAIS)でアメリカの東アジア政策を研究した朝鮮半島事情の専門家として、研究者当時から培ってきた386世代と呼ばれる若手を中心とした様々な人脈を活かし、森喜朗元総理や小泉純一郎前総理、安倍晋三総理大臣の指示を受け、韓国政府要人や野党幹部と直接対談し、日韓首脳会談の地ならしや総理官邸等への情報提供を行いました。
また、官房長官就任直前の安倍晋三総理とともに訪韓し、安倍政権時の日韓関係の準備を行い、総理就任直後の日韓首脳会談への道を開きました。さらに、日韓議員連盟では21世紀委員会の日本側事務局長として、日韓の若手国会議員による未来志向の交流活動を進めるなど、日韓議員交流活動を推進しています。
2004年5月、来日した金槿泰ウリ党院内代表(現ウリ党議長)らと小泉総理との会談をアレンジする。
◎日韓関係の進展
- ・ 安倍内閣による日韓関係の進展
- ・ 未来志向の日韓関係の構築
- −日韓議連21世紀委員会による若手議員交流の推進
- −日韓両国有識者によるフォーラム等の開催
- ・ 日韓FTA・EPA交渉の加速
日本側が国際経済交流財団、韓国側は東アジア財団の共催により開催された日韓ラウンドテーブル。セッション1「安倍新政権と新日韓関係」にて、日本側プレゼンターとして「安倍政権の誕生と今後の日韓関係」について講演する。
市場経済と民主主義を共有する、我が国に最も近い隣国である韓国とは、2002年サッカーワールドカップの日韓共同開催、日本における韓流ブームと韓国における日本文化開放などにより、我が国との民間・経済分野での交流が進展する一方で、竹島の領有権と排他的経済水域(EEZ)境界画定問題、歴史認識と教科書問題、靖国神社参拝問題などにより外交関係は必ずしも順調とは言えない時期がありました。そのため、私も官邸からの特命を受け、何度も訪韓して事態の打開を図り、その結果、安倍内閣発足直後の訪韓と日韓首脳会談に繋げることができました。この流れを更に進展させるべきです。
日本と韓国の間には、依然として領土問題や歴史認識問題などの課題が存在していることは事実です。我が国として主張すべきことを主張することは、国家として当然のことです。その一方で、私たち若手議員には、多くの課題を乗り越え、未来志向の日韓関係を構築することが最も求められていると考えています。現在、私は日韓議員連盟において、日韓の若手議員が集まり、21世紀の新しい日韓関係を構築するために設立された21世紀委員会の日本側事務局長として、日韓両国の若手議員による相互訪問やインターネットを使った交流など様々な活動を進めています。また、議員交流のみならず、議員連盟とは別個に、韓国における独自の人脈を生かして、日韓の政界・官界・学会・財界・メディアによるフォーラムを年に数回開催し、その日本側窓口となっています。このような日韓における未来志向の交流を更に深めるため尽力していきたいと思っています。また、これには韓国に独自の人脈を持つ私にしかできない仕事もあると自負しています。
また、日韓両国の経済は、既に世界の8分の1の規模になっており、相互依存も進んできています。未来志向の日韓関係を作っていくためにも、日韓FTA(自由貿易協定)・EPA(経済連携協定)交渉を加速させていかなければなりません。同時に、漁業資源管理、排他的経済水域の境界画定などを進め、経済面での日韓の結び付きを更に深めていきます。